ビル管理・ビルメンテナンス会社には、大きく別けて系列系と独立系の2つがあります。
一般的には、系列系のビル管理会社の方が年収などの待遇や福利厚生が良い傾向にあります。
本記事では、未経験から系列系のビルメン(設備管理)になれる人の特徴を転職エージェント目線で解説しています。
系列系と独立系の違いについて
系列系とは親会社を持っているビル管理会社のことです。親会社の物件の管理業務を安定して受注することができるので、待遇や福利厚生が良い傾向にあります。
例えば、イオンディライトや東急不動産などがあげられます。
一方独立系とは親会社を持たないビル管理会社をさすことが多いです。
例えば日本ハウズイングや日本管財などがあげられます。
系列系と独立系の待遇の違い
待遇
系列系のほうが高いというデータが出ています。
転職口コミサイトを参考に算出すると、ほぼ同じ平均年齢で50万円以上の年収の開きが出ています。
平均年齢 | 平均年収 | |
系列系ビルメン会社 | 37.6歳 | 481万円 |
独立系ビルメン会社 | 37.0歳 | 424万円 |
口コミサイトに書き込む人の年齢が低いこと、大手企業の多くは年功序列であることを踏まえると、これ以上の年収の差があると考えていいかと思います。
転職エージェントの感覚的には、大手系列会社と独立系ビルメン会社だと、同じような業務でも40代前で100万円、40代以降だと150万円ほど年収の開きが出るイメージです。
福利厚生
系列系ビルメン会社は、会社によっては系列会社の福利厚生が使える会社が多く、家賃手当、資格手当、資格取得支援など豊富な福利厚生がついているケースが多いです。
独立系ビルメン会社はあくまで業務に必要なものに限って支援がある会社が多い印象です。
未経験から系列系のビルメン(設備管理)になれる人の特徴
資格保有者
ビルメンの仕事は、建物の設備の点検や保守がメインの仕事です。建物全体の設備に関わるので、色々な資格が必要になってきます。
ビルメン4点セット、最低でも電工2種は持っていてほしいという企業が多い印象です。
35歳以下
多くの系列会社では、未経験は20代まで、会社によっては35歳までという年齢制限を敷いている会社が多いです。
年功序列のため、それ以上の年齢で未経験者を雇うと給与バランスがおかしくなってしまうというのが背景です。
認定校を卒業している
電気・機械など理系の学校を卒業している方も、系列系のビル管理会社に未経験で入社しやすい傾向にあります。
ビルメン(設備管理)の仕事上、電気や機械に関わることは多いので、学校で学んだことを活かせる為です。
また、電気系の学校の場合、認定で第3種電気主任技術者を取得できる可能性があります。その点も有利に働くかなと思います。
何かしらのメンテナンス経験がある
設備に限らずメンテナンス経験があることが必須の会社もあります。
機械や設備に触るのが初めてという方だとなかなか難しいというのが実態です。
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系列系ビルメン会社に未経験でも転職できる人について、解説しました。独立系を得て系列系に転職するというケースもあります。未経験の方は、まずは資格と経験を積むことを優先するとよいのではと思います
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