ビルメンはやめとけ!経験者が語るネガティブな側面を徹底解説

ビルメン

「ビルメンはやめとけ」

ビルメンを目指している人や、ビルメンで働いている人は一度は言われたことや聞いたことがあるのではないでしょうか。

この記事では、転職エージェントが今まで見てきた、ビルメンで失敗してきた人の話を交えながら、ビルメンがやめとけと言われている理由や、ビルメンの魅力を徹底解説します。

ビルメンとは

ビルメンテナンスとは、オフィスビルや商業施設、ホテルや病院、マンションなどの建物の維持管理をする仕事です。設備管理や施設管理と同じ意味になります。

ビルメンの仕事内容

業務をざっくり分類するとこんな感じになります。

業務内容具体的な業務の例
設備管理ガス、水道、電気など施設内のインフラ設備や機械の点検
衛生管理ビル内外の清掃やごみの処理
警備施設の巡回
安全・防災防災器具の準備、点検
施設保全設備以外の劣化箇所の点検や保守
その他外注業者の管理

より詳細な業務や、ビルメンの1日のスケジュールはこちらの記事を参考にしてみてください。

ビルメンとは?仕事内容から一日のスケジュールまで徹底ガイド

ビルメンをやめとけと言われる理由

ビルメンは年収が低いから

厚生労働省のデータによると、ビルメンの2022年の全国の平均年収は433万円です。(厚生労働省

全国の平均年収が443万円なので、平均年収より若干低いといえます。

また、月給に直すと額面で25万円が平均となるため、地域によっては家庭を持つことがかなり難しいというのも、ビルメンやめとけと言われる大きな理由になっているようです。(厚生労働省のグラフを引用)

ビルメン_月給の中央値

とはいえ、地域や年齢、保有資格によって年収もかなり異なります。詳細が気になる方はリンクの記事を参考にしてみてください。

ビルメンの平均年収はいくら?別の平均年収をチェック

AIによりビルメンの仕事がなくなる可能性があるから

AIの発達により業務の自動化が行われると予測されており、ビルメンは30年後なくなる仕事ランキングに入っていることもあります。一部の予測では、保守や巡回業務は自動化され、オーナー資産の価値向上のための提案がメインになるなんて言う記事もあるくらいです。(もはや営業?)

一方、ここ数年、ビルメンテナンス業界の市場規模は4兆円前後を推移しており、急激な成長や衰退はない安定した業界だといえます。

新築ビルの数は少子高齢化の影響もあり減るでしょうが、既存ビルのメンテナンスは残り続けるため、引き続き安定した業界という見方が強いです。

ビルメンの将来性やAIによる影響が気になる方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。

ビルメン業界の将来性は?AIによってビルメンは仕事がなくなるのか

家族や友人との時間を作りにくいから

ビルは365日24時間、常に管理する必要があります。

そのため、常に設備の点検や建物内外の巡回など、万が一に備えビルメンは常駐しなくてはなりません。

そのため、ビルメンもシフト勤務で業務を行っている会社がほとんどです。

決まった休みがとりずらく夜勤もあるため、家族や友人と一緒に過ごしずらいことが、ビルメンやめとけと言われることがあるようです。

私の所感としても、ビルメンは独身の方が多い印象です。

ビルメン業界で働いたほうがいい理由

ここまでは、ビルメンをやめたほうがいい理由を説明しましたが、もちろんビルメンで働いたほうがいい理由もあります。

無理せず400万円稼げる

前述のとおり、ビルメンは高年収は狙えないですが、手堅く400万円を稼ぐことは比較的容易です。

なによりルーティンワークが多かったり空き時間も多い仕事なので、無理せず働くことができます。実際転職エージェントをしていても、ビルメンでメンタル不調や過労という方はあったことがないです。

また、空き時間が多いこともあり、副業で稼ぐことも他の業界に比べて容易です。

ビルメンって副業しやすいって本当?

仕事にやりがいや高年収を求めず、生活に必要なお金を最小エネルギーで稼ぎたいという志向の方にはぴったりの仕事です。

資格で安定しやすい

ビルメンの業務の中には、資格がないとできない独占業務がたくさんあります。

しかも、その資格の多くが国家資格のため、法律が変わらない限り安泰です。

近年、SDGsなど持続可能な社会のために、エネルギー関連の規制は厳しくなる一方で、ビルメン関連の資格の優位性はますます増していくと思われます。

ビルメン業界には、ビルメンをするならまずは持っておきたい「ビルメン4点セット」、より難易度や市場価値の高い「ビルメン3種の神器」とよばれるものがあります。

こういった資格を取ることで、景気や会社に左右されず、一定額以上の給料を安定して稼ぐことができます。

ビルメン業界に向いている人といない人

では具体的にビルメンの仕事に向いている人、向いてない人はどのような方がいるのでしょうか。

私が、転職エージェント業で採用担当の人や仕事を探している人と会話をして感じた「超主観」なので、あくまで参考程度に考えていただけると幸いです。

ビルメン業界が向いている人

コミュニケーション能力が高い人

オーナーや協力会社、場合によってはビルの利用者など様々な人と関わる機会が多い職種だからこそ、コミュニケーション能力が高い人は企業から重宝されます。

企業に聞いてみると、「報連相がしっかりできる」や「うまくスケジュール調整ができる」「愛想がいい」といった返答をいただきます。

仕事の負荷をある程度に抑えたい人

基本的に残業は少ない会社が多く、業務負荷も他職種と比べて少ない印象です。プライベートも大切にしたい方や、無理なく働きたいという方にはかなりおすすめの仕事です。

コツコツ物事に取り組むのが得意な人

日時の点検や毎日の清掃など、地味だけれども大切な仕事が多いのも特徴です。日々の業務に丁寧に取り組める方には適職だといえると思います。

資格を活かして働きたい人

資格がないとできない業務があったり、業務の中で資格取得に必要な実務経験を積むことができるというのもビルメンの仕事の特徴です。

「国家資格を取ってスキルアップしたい」「手に職をつけたい」という方にはかなりおすすめです。

ビルメンに向いていない人

コミュニケーションをとりたくない人

個人的に向いていないランキング圧倒的No1です。

未経験の方ほどビルメンの仕事は黙々と作業をできると思っている方が多いですが、ビルのオーナーへの報告や交渉、業者への依頼など、実はビルメンは作業以外の仕事が多いです。

営業経験者がほしいというビルメン会社もあるくらいです。

高年収を望む人

一部大手企業を除いて800万をこえることは難しい印象で、概ね下記の年収に収まるイメージです。

  • 設備管理員(資格なしor弱め):300万~500万
  • 設備管理員(資格強め):400万~600万
  • 責任者:500万~750万

不人気現場(病院など)、急募案件、電験2種が必須の現場はこの限りではない印象です。

マルチタスクが苦手な人

ビルメンの仕事はかなり多岐にわたります。マルチタスクが苦手な方はメンタルに結構来ると思います…。下記ような仕事を1日の中で回すこともあり、タスク管理能力が求められます。

  • 日々の検針や検査
  • 機器の点検・交換
  • 電気の配線
  • 設備の清掃
  • 異常時の対応
  • 電気・ガス・水道使用量のチェックと改善への提案
  • 協力業者の管理

シフト勤務が受け入れられない人

多くのビルメン会社はシフト制となってます。日勤型と交代当直性、それらの組み合わせの3パターンがあり、企業ごとによって異なります。

担当する物件によってシフトも変わるため、日勤だけのポジションで採用されたとしても数年後、交代当直の現場に配属される可能性があります。

特に大手企業から、「今回のポジションはシフトじゃないけど、異動の可能性も考慮して応募前にシフト勤務OKか確認してほしい」と言われるケースが多いです。(というかほとんど)

改革志向が強い人

ビルメン業界は昔から事業を営んでいることもあり、ごく一部企業を除き古風な社風の会社が多いです。

「ITで効率化を進めたい」「挑戦を後押ししてくれる会社で働きたい」という方には物足りなく感じてしまうことが多いようです。

失敗しないビルメン会社の選び方

「無理せず、400万円くらいならかせげるならやりたい!」と思ったあなた。

会社選びに失敗すると、給料が安くて仕事がきついブラックビルメン会社に就職することになってしまいます。

「こういった企業群にはブラック企業が少ない」という求人の見分け方を、転職エージェント目線で解説します。

大手系列系の会社

系列系とは親会社を持っているビル管理会社のことです。親会社の物件の管理業務を安定して受注することができるので、待遇や福利厚生が良い傾向にあります。

特に大手系列系と呼ばれる企業群は、一般的なビルメンよりも年収が100万円以上高いこともざらにあるので、おすすめです。

大手系列系への転職の仕方が気になる方は、こちらの記事を読むことをおすすめします。

大手系列系ビルメン会社の年収を徹底分析

口コミサイトで評価が2.7以上の会社

経験上、転職口コミサイトで評価が2.7未満のビルメン会社は、ブラック要素がある可能性が高いです。

年収や休日などは求人票に乗っていますが、職場の人間関係など実際に所属している人しかわからない情報も確認することをおすすめします。

気になる会社の口コミがない場合は、転職エージェントに聞いてみるのもおすすめです。その会社に所属していた人の退職検討理由や年収等を教えてもらえることができます。

ビルメン優良企業をランキング形式にしましたので、ぜひご覧ください。

【2024】ビルメン偏差値&転職難易度ランキング

気になる会社が見つかったら、面接準備

実際気になる会社が見つかったら、受ける前に念入りな準備をすることをおすすめします。

というのも、1度落ちてしまうともう2度と受けられないという企業もあるからです。

面接準備に必要な情報をまとめましたので、ぜひご覧ください。

ビルメンの志望動機の書き方は?転職エージェントが解説

ビルメンの面接でよく聞かれる質問集を現役転職エージェントが作ってみた

【逆質問】「質問はありますか?」とビルメン面接で聞かれた時の理想的な回答をエージェントが考えてみた

未経験でビルメンになるには?

ここまで読んで、ビルメン業界に興味を持った未経験の方もいるのではないでしょうか。

ビルメンは中途採用が多い業界ということもあり、もちろん未経験でもなることができます。一方、有効求人倍率は0.79倍と低く、狭き門でもあります。(100名ビルメンを希望する人がいると21人はビルメンになれない)

未経験の方が、ビルメン転職を成功させるコツをまとめましたので、ぜひご覧ください。

まとめ

今回はビルメンがやめとけと言われている理由について書きました。

ビルメンの仕事は、給料が低かったり時間が不規則だったりとマイナスの要素があることも事実です。

一方、無理せず400万円稼げる資格で安定して稼げるといったプラスの要素も大きいです。

この記事を読んで、ビルメン業界に行きたいと思ってくれる方が増えていたら、うれしい限りです。

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転職エージェント目線で、ビルメンの転職にお勧めの転職エージェントをまとめました。

落ちた企業はしばらく受けられないことも多く、間違った転職活動のせいで、ホワイト企業へ行けるチャンスをつぶしてしまうことはざらにあります。「ビルメンランキング上位の企業に本当は行けたのに…」なんてこともあり得ます。

転職をすると決めていない方も、情報収集を始めるには早いに越したことはありません。ぜひ転職エージェントを有効活用してください!

ビルメン転職のプロが教える!おすすめエージェント3選

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