ビルメンテナンスの仕事に興味があって、転職するかどうか迷っている方必見の記事です。
「ビルメンに転職したとして、年収はどのくらい稼げるのだろう」 「ビルメンは稼げないって聞くけど、自分の地域だとどうなの?」
給与や年収に関して、こんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
ビルメンテナンス業界の平均年収と、その中でどのようにして給料を上げていけるか、ポイントをお伝えします。
ビルメンの平均年収
ビルメンの全国の平均年収
厚生労働省のデータによると、ビルメンの2022年の全国の平均年収は433万円です。(厚生労働省)
全国の平均年収が443万円なので、平均年収より若干低いといえます。
とはいえ、地域や年齢によってかなり違いがあるので、詳しく見ていきましょう。
月給の中央値
ビルメンの月給の中央値は25.6万円です。
月給20万円以下の人もかなり多数いる一方、他業界に比べて高所得者が少なく、全体としてかなり稼ぎにくい業界といえるかもしれません。
地域別の平均年収
調査の結果、ビルメンの地域ごとの年収の差は最も低い地域と高い地域で150万円程の差がありました。
最も低い熊本県の平均年収が334万円、最も高い千葉県の平均年収が、484万円でした。九州、四国がビルメンの年収が低い傾向があり、都心部ほど年収が高い傾向がありそうです。
個人的に東京が最も高いと思っていたのですが、意外にも千葉が最も年収が高い地域でした。系列系ビルメン会社が千葉に割と物件を持っている、年収が比較的高い「大型の火力発電所」が千葉県内に複数あることが要因かなと思っています。
ビルメンの年齢別の平均年収
ビルメンは50台前半で最も給料が上がり、平均で486万円になるようです。
ビルメンは年功序列の会社が多い印象ですが、他業界と比べると年齢による年収の差は小さいといえます。
逆の見方をすれば、年齢を重ねたからと言って年収が上がるとは言えない業界とも言えます。
厚生労働省;ビル施設管理https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/95
資格別の平均年収
次に、資格別の平均年収もみていきます。
こちらは厚労省のデータがなかったので、求人ボックスのデータをもとに算出しています。(求人ボックス)
- ビルメン4点セット
- 第二種電気工事士:413万円
- ボイラー技士2級:363万円
- 危険物取扱者乙種4類:366万円
- 第三種冷凍機械責任者:396万円
- ビルメン3種の神器
- 第三種電気主任技術者:420万円
- ビル管理士:449万円
- エネルギー管理士:529万円
- その他
- 第二種電気主任技術者:542万円
- 施工管理技士:590万円
転職エージェントの所感
上記の金額で、概ね違和感はないのですが、感覚的にはもうちょっと高いなという資格もあったので、修正してみました。
転職エージェントが保有している求人のみ扱っているため、相場よりも多少待遇がいい求人が多いという前提はありつつ、こんな印象です。
- 修正版ver
- 第三種電気主任技術者:420万円→500万円
- 第二種電気主任技術者:590万円→700万円
電験3種は選任経験があるor地方に行ける人であれば、もうちょい高い印象です。
電験2種はポジションが多くない&地方の案件が多いのでそれをいとわなければ、700万円は固い印象です。
年収を上げるには
夜勤に多めに入る
夜勤は日勤よりも待遇がいいことが多いので、夜勤に入って給料を稼ぐのも1つの手です。
細かいテクニックになりますが、年収を上げるために転職を検討している方は、残業や夜勤を少し多めに入れることをおすすめします。
というのも転職市場では、現職の年収=市場価値として判断されることが多く、多くの場合現在の年収と同じか少し少ない額を提示されることが多いです。少しでも現年収を高く見せることで、次の会社での給料を多少上げることができます。
副業する
空き時間や休みの日に副業をするのも1つの手です。
ビルメンは空き時間も多く、シフト勤務のため休みも多いです。そのため副業と相性がいい仕事ではあります。日雇いのバイトや資格系のブログでお小遣い稼ぎをしている人も多いようです。
ビルメンの給料不足を解決!副業でできる収入アップの方法とは?
注意点は、副業での収入は転職市場ではあまり評価されない点です。
例えば、本業のビルメンで年収400万円、副業で150万円稼いでいたとします。この場合、転職市場では年収400万円としてみなされます。あくまで転職市場で評価されるのは、本業の実績になることが多いです。
系列系ビルメンに転職する
ビルメンで年収を上げるには、系列系ビルメン会社に行くのが最も近道です。
系列系に行ける人の特徴を書いたので、ぜひ参考にしてみてください。
未経験者向けの記事にはなりますが、ビルメン経験者の人にも役に立つ記事だと思います。
まずは転職エージェントに無料相談してみよう!
転職エージェント目線で、ビルメンの転職にお勧めの転職エージェントをまとめました。
落ちた企業はしばらく受けられないことも多く、間違った転職活動のせいで、ホワイト企業へ行けるチャンスをつぶしてしまうことはざらにあります。「ビルメンランキング上位の企業に本当は行けたのに…」なんてこともあり得ます。
転職をすると決めていない方も、情報収集を始めるには早いに越したことはありません。ぜひ転職エージェントを有効活用してください!
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