ビルメンは誰でもなれると言われることが多いですが、一方でビルメンを辞めて別業界に行く人も一定数いるのも事実です。未経験の方や、ビルメンとしての日常に満足感を得られていない方も、自分にこの仕事が合っているのかどうか気になることでしょう。
そこで、この記事では、ビルメンとして成功するための7つの特徴を詳しく紹介します。これを参考に、あなた自身がビルメンとしてのポテンシャルを持っているのか、または今の業務をより楽しめるヒントを得ることができるかもしれません。
ビルメンとは?ビルメンの仕事内容
この記事を見ているという事は、既にビルメンのことをご存知の方も多いかと思いますが、簡単にビルメンの業務について触れさせていただきます。
ビルメンはビルメンテナンスの略で、ビルや設備の管理をする仕事です。
メイン業務はビルの維持や管理なので、営業などのようなガツガツした仕事ではなく、壊れそうなところがないか点検するなど、慎重さや丁寧さが求められる仕事になっています。
また、ビル内の設備を維持管理するために様々な国家資格が必要になるため、それらの資格を取得する勤勉さも重要になってきます。
ビルメンの具体的な業務や、一日の流れはこちらの記事からぜひご確認ください。
ビルメンに向いている人の特徴7選
チームで動くことができる人
ビルメンは複数人で一つのビルを維持管理することが多いため、協調性が必要です。(もちろん1人で巡回するような現場もあります)
一般的な仕事に比べて、ビルメンは穏やかでおとなしい人が多いため、自己主張が強い人は嫌われる傾向にあります。(自我をあまり求められない、少し特殊な職場の雰囲気)
多くの現場では暗黙のルールがあり、それにそぐわない人はなかなかチームの輪に溶け込みにくい傾向にあるようです。
転職回数が少ないビルメンの人は、穏やかな人が多い印象があります。企業側が転職回数が多い人を嫌う理由の1つに、こういった理由があるのかもしれません。
年齢問わず素直な人
ビルメンは40代で未経験で入ってくる人も多く、年齢=スキルではないケースが多いです。(貫禄あるおじいちゃんがまだ経験数年とか)
「若い奴に頭を下げて聞けない」など、プライドが邪魔をして質問ができないと、仕事でミスを連発して、使えない人認定されてしまいます…
現場ごとにルールも違ったりするので、経験者の方にも人に聞ける力が求められるといえます。
資格取得が好きな人
ビルメンは資格がないとできない仕事も多く、会社から「資格を取ってほしい」と口酸っぱく言われることもあります…
資格取得が好きな方だと、そんなに苦痛を感じず自分の市場価値を上げることができます。
ビルメン4点セットとビルメン3種の神器は、ビルメン業界では重宝される資格なので、まだ持っていない方はぜひ取得をおすすめします!
お金<時間という価値観の人
ビルメンは、大手系列系を除き、年収500万を超えることは難しいです。正直、450万をこえるのも結構難しいと思います…
その代わり、空き時間や休日は他の仕事よりも多い傾向にあります。
お金はそこそこでいいから、自由に使える時間が欲しいという方は、ビルメンに向いています。
ルーティンワークが好きな人
ビルメンは、日時の点検や月次の点検など、決まった時間に決まった業務をすることが他業界に食らえて多いです。
毎日同じことの繰り返しでも飽きずに仕事を続けらる人にビルメンは向いています。
ノルマがない環境で働きたい人
「今月未達になりそうだけど、どうするの?」営業なら一度は言われたことがあるセリフだと思います。
ビルメンではこんなセリフを聞く機会はありません。なぜならノルマがないから!
保守・保全が目的のビルメンでは安全が第一になるため、多くの現場ではノルマはありません。あったとしても、無理な点検件数を言われる現場は多くはないです。
心理的負荷が少ない環境で働きたい人には、ビルメンはおすすめです。
体力がある人
ビルメンは意外に体力が必要です。というのも、シフト制で夜勤もあるので、体力があまりない人だと体調を崩しがちです。
楽な仕事ではあるけど意外に体力は必要な仕事、それがビルメンです。
ビルメンに向いていない人の特徴
コミュニケーションをとりたくない人
個人的に向いていないランキング圧倒的No1です。
未経験の方ほどビルメンの仕事は黙々と作業をできると思っている方が多いですが、ビルのオーナーへの報告や交渉、業者への依頼など、実はビルメンは作業以外の仕事が多いです。
営業経験者がほしいというビルメン会社もあるくらいです。
高年収を望む人
一部大手企業を除いて800万をこえることは難しい印象で、概ね下記の年収に収まるイメージです。
- 設備管理員(資格なしor弱め):300万~500万
- 設備管理員(資格強め):400万~600万
- 責任者:500万~750万
不人気現場(病院など)、急募案件、電験2種が必須の現場はこの限りではない印象です。
マルチタスクが苦手な人
ビルメンの仕事はかなり多岐にわたります。マルチタスクが苦手な方はメンタルに結構来ると思います…。下記ような仕事を1日の中で回すこともあり、タスク管理能力が求められます。
- 日々の検針や検査
- 機器の点検・交換
- 電気の配線
- 設備の清掃
- 異常時の対応
- 電気・ガス・水道使用量のチェックと改善への提案
- 協力業者の管理
シフト勤務が受け入れられない人
多くのビルメン会社はシフト制となってます。日勤型と交代当直性、それらの組み合わせの3パターンがあり、企業ごとによって異なります。
担当する物件によってシフトも変わるため、日勤だけのポジションで採用されたとしても数年後、交代当直の現場に配属される可能性があります。
特に大手企業から、「今回のポジションはシフトじゃないけど、異動の可能性も考慮して応募前にシフト勤務OKか確認してほしい」と言われるケースが多いです。(というかほとんど)
改革志向が強い人
ビルメン業界は昔から事業を営んでいることもあり、ごく一部企業を除き古風な社風の会社が多いです。
「ITで効率化を進めたい」「挑戦を後押ししてくれる会社で働きたい」という方には物足りなく感じてしまうことが多いようです。
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転職エージェント目線で、ビルメンの転職にお勧めの転職エージェントをまとめました。
落ちた企業はしばらく受けられないことも多く、間違った転職活動のせいで、ホワイト企業へ行けるチャンスをつぶしてしまうことはざらにあります。「ビルメンランキング上位の企業に本当は行けたのに…」なんてこともあり得ます。
転職をすると決めていない方も、情報収集を始めるには早いに越したことはありません。ぜひ転職エージェントを有効活用してください!
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