1級建築施工管理技士の難易度は高い?受験要件や合格率、年収を徹底解説

1級建築施工管理技士の難易度は高い?受験要件や合格率、年収を徹底解説 施工管理
1級建築施工管理技士の難易度は高い?受験要件や合格率、年収を徹底解説

は、キャリアの大きな節目となります。しかし、その難易度は一体どれほどのものなのでしょうか?本記事では、受験要件から始まり、合格率の実情、さらには資格を持つことで期待できる年収の変動に至るまで、1級建築施工管理技士の全貌に迫ります。高度な専門知識と実践的なスキルが求められるこの資格が、どのような影響をあなたのキャリアにもたらすのか、詳細にわたって解説していきます。

1級建築施工管理技士の合格率

一次試験の合格率

1級建築施工管理技士の第一次検定における直近5年間の受験者数と合格者数、合格率のデータをまとめました。

受験者数合格者数合格率
2018年25,198人9,229人36.6%
2019年25,392人10,837人 42.7%
2020年22,742人11,619人51.1%
2021年22,277人8,025人36.0%
2022年27,253人12,755人46.8%

二次試験の合格率

1級建築施工管理技士の第二次検定における直近5年間の受験者数と合格者数、合格率のデータをまとめました。

受験者数合格者数合格率
2018年15,145人5,619人37.1%
2019年15,876人7,378人46.5%
2020年16,946人6,898人40.7%
2021年
12,813人
6,708人52.4%
2022年13,010人5,878人45.2%

1級建築施工管理技士の試験概要

第一次検定

1級建築施工管理技士の第一次試験は、選択式の問題形式で実施され、建築理論、施工管理の法則(知識及び技能)、法的規定などが試験範囲に含まれています。

2022年度の出題数は72問で、そのうち解答する必要があるのは60問。各問題1点の60点満点で、合格基準は36問以上(得点60%以上)の正解かつ、施工管理法の応用能力に関する問題で6問中4問以上の正解でした。

第一次検定の科目と解答形式

検定科目解答形式
建築学等四肢一択
施工管理法(知識)四肢一択
施工管理法(能力)五肢一択
法規四肢一択

1級建築施工管理技士の第一次試験は、その広範囲にわたる出題内容が特徴です。細部にわたる知識や数値の正確さを見極める必要があり、実務経験だけでは対応しきれない難問に直面することも珍しくありません。

学習においては、過去の試験問題を何度も解くことが推奨されます。少なくとも過去7年分の問題を集め、間違えた箇所を何度も復習することで、細かい部分の理解も深まります。

全分野で80%以上を目指すのが望ましいですが、得意でない領域がある受験者は、得意な領域で高得点を狙ってバランスを取ることが大切です。

第二次検定

1級建築施工管理技士・第二次検定は、マークシート形式と記述形式の2つを乗り越える必要があります。施工管理法の知識・能力に関する問題が出題されます。

2022年度はマークシート形式の問題が14問で、記述形式の問題が大問で4つ。配点は公開されておらず、合格基準は得点60%以上でした。

第二次検定の科目と解答形式

科目解答形式
施工管理法(知識)五肢一択
施工管理法(能力)記述

第二次検定は記述形式の内容も多いため、知識とともに文章力も問われるのが難しいところ。独学で勉強するだけではなく、上司に確認してもらったり添削サービスを利用したりして、伝わりやすい書き方を身につけておくのも大切です。

これまでとまったく同じ問題が出るケースはまれですが、出題テーマや回答は参考になるので、数年分の過去問を繰り返し解くのが効果的でしょう。

また、試験時間は3時間と長丁場のため、集中力を保てるかどうかも大きなポイント。はじめのうちに頭を使う問題を解いておき、後半は得意な問題をサクサク解いていくようにするのが時間をうまく使うコツです。

1級建築施工管理技士の受験資格

一次試験の受験資格

2021年4月より受験資格が緩和され、一次検定の受験資格は以下のようになっています。自分がどの区分に該当するのか確認しておきましょう。一次検定において、2級の二次検定合格者は実務経験の必要がありません。一次検定に合格すると1級建築施工管理技士補になり、一次検定が免除され何度でも二次試験を受けることができます。

1級建築施工管理技士の受験資格

二次試験の受験資格

1級建築施工管理技士の二次試験の受験資格

1級建築施工管理技士の指定学科

指定学科については、下のサイトを参考に調べることをおすすめします。

指定学科の調べ方と指定学科

1級建築施工管理技士の指定学科

実務経験

専任の監理技術者の指導の下で2年以上の実務経験が必要です。実務経験は元請けとして受注した工事に限定されます。下請けとして受注したものは実務経験に含むことができません。また、監理技術者が受験者と同じ企業に所属していることが必要です。専任の主任技術者の実務経験を証明するには下記が必要になります。

  • 工事請負契約書
  • 施工体系図
  • 現場代理人主任技術者専任届
  • 建設業許可通知書

建設会社でも受験資格を満たす経験を積めない会社も多数あるので注意が必要です。

1級建築施工管理技士をとるメリット

1級建築施工管理技士の資格を取得すると、業者が新たに営業所を立ち上げる場合に必要な一般建設業および特定建設業の専任技術者になることができます。

2023年11月現在、元請けの場合、請負代金の合計金額が4,500万(建築一式工事の場合7,000万)円以上の建設現場には、監理技術者の専任配置が義務付けられています。

1級建築施工管理技士の資格保有者がいないと、施工できない工事が多数あるため、資格保有者の市場価値は非常に高いです。

主任技術者、監理技術者になれる

2級建築施工管理技士は主任技術者までの資格となっており、監理技術者にはなることは出来ませんが、1級建築施工管理技士は主任技術者と管理技術者どちらにもなれます。

現在大手企業では、監理技術者が大幅に不足していることもあり、監理技術者の需要は高く、60歳を超えても年収600万円以上で転職できることが多いです。

経営事項審査において企業の得点に加算される

1級建築施工管理技士がいると、公共工事を受注するために必要な経営事項審査の技術力評価において、資格者1人あたり5点が加算されます(2級は2点)。点数が高いほど、公共工事の受注がしやすくなることから、公共工事を主に施工する会社では、1級保有者を手厚い待遇で向かい入れる会社が多いです。

1級建築施工管理技士の平均年収

資格保有者のみの平均年収のデータが、厚労省や大手転職メディアからの発表はありませんでした。参考までに、施工管理の平均年収は590万円です。

施工管理の平均年収はいくら?セコカンの年齢別の平均年収をチェック

現役の転職エージェントの経験から、1級建築施工管理技士の方の平均年収は下記が妥当な水準ではないかなと思っています。もちろん、地域や工事の内容や規模、構造物の種類によっても異なるので参考程度に受け取ってもらえると幸いです。

  • 1級建築施工管理技士保有者で主任技術者や監理技術者の経験がない人:550万円~
  • 主任技術者の経験者:600万円~
  • 監理技術者の経験者:600万円~

主任技術者や監理技術者になると、スーパーゼネコンをはじめとした大手企業によりいきやすくなる、現場での仕事が多少少なくなりデスクワークが増えるといった特徴があります。総じて、残業時間という点で、仕事の負荷は減ることが多いです。1級建築施工管理技士をとると、給料を上げるか、残業を減らすか選べるようになるというのが一番大きいかもしれません。

また、特に大手企業では、実質名義貸しのようないるだけでOKという求人もあり、60歳を過ぎても仕事があるのも大きいです。

まとめ

1級建築施工管理技士の資格は、その高い難易度、厳格な受験要件、そして合格率の低さで知られています。受験者は、広範な建築知識と実務経験を有している必要があり、合格するためには徹底した準備が不可欠です。

ぜひ1級建築施工管理技士を取得し、理想の人生を実現させてください!

もっと細かい情報を知りたい方は

詳細な情報を知りたい方は、転職エージェントに聞いてみることをおすすめします。「自分の経歴であれば、どんな経験を積めば年収800万円かせげるか」など一般論ではなく、自分だけにあった年収800万円実現のためのプランを一緒に考えてくれます。

また、そのほかにも企業からネットには上げないでくれと念押しされている情報や、採用過去在籍者の口コミなどを知ることができるからです。(私もここにかけない情報がいっぱいあります笑)

転職エージェントからみて、おすすめの施工管理のエージェントをまとめた記事があるので参考にしてみてください。

セコカン転職のプロが教える!施工管理のおすすめのエージェント3選

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