楽な仕事ランキングで毎回上位にランクインするビルメン。楽だという声が多くあるものの、実際どうなのか気になっている人も多いですよね?
実際楽なのか、楽な会社の見つけ方を転職エージェントが解説します。
ビルメンとは?
ビルメンテナンスとは、オフィスビルや商業施設、ホテルや病院、マンションなどの建物の維持管理をする仕事です。主に下記の業務があります。
- 日々の検針や検査
- 機器の点検・交換
- 電気の配線
- 設備の清掃
- 異常時の対応
- 電気・ガス・水道使用量のチェックと改善への提案
- 協力業者の管理
業務の詳細や一日のスケジュールは、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
ビルメンが楽といわれる理由とは?
空き時間が多い
ビルメンの主な仕事は、電気や空調といった設備の点検・メンテナンスになります。実際の工事などは外注業者を使うケースも多いため、仕事のほとんどが管理業務です。不具合が起きなければルーティンワークをこなすだけという日も多いです。
日勤の場合
画像は、日勤の人の一日のスケジュールですが、15:00~17:00までの2時間の空き時間が毎日発生しています。実働6時間と考えると確かに楽な仕事といえます。
夜勤の場合
夜勤の場合のスケジュール例はこちらです。
日勤に比べると、仕事が詰まってそうな印象ですが、終礼後は割とまったり仕事をできる日も多いようで、日勤同様に、空き時間はかなりあるようです。
夜勤は給料が上がるため、楽で稼げるとビルメンでは割と人気です。
ノルマがない
ビルメン会社は基本的にノルマはないことが多いです。あったとしても、「~件点検を完了する」などタスクの数を指定されるものが多いです。
また、事故を防ぐための保守点検という業務の特性上、営業のように無理をしたり工夫をしないと達成できない目標が設定されるケースはまずないため、目標の点検数が設定される場合も保守的に設定されることが多いです。
上司から「なぜ未達なんだ。どうやって達成するんだ」などと詰められることはなく、心理的な負荷が少ないことも、ビルメンが楽といわれる2つ目の理由です。
ルーティンワークが多い
ビルメンの仕事は、業務の特性上、決まった時間に決まった仕事を型通りに行う、言わばルーティンワークが多いです。(午前中は電気設備の点検、午後は空調設備の点検など)
毎日の歯磨きが苦でないように、ビルメンの仕事もルーティンワークになれてくるとかなり仕事が楽になります。このことがビルメンが楽だといわれる3つ目の理由です。
楽な求人の特徴とは?
常駐型
ビルメンは常駐型と非常駐型があります。
常駐型とは、その名の通り、特定の施設や設備設備につきっきりで対応することで、非常駐型とは、複数の現場を持ち、それぞれの施設の設備を管理することです。
常駐型は、一つの施設だけの設備管理を担当するという特性上、空き時間に別の施設の管理をする必要がなく、そのまま自由時間となることがほとんどです。一方非常駐型の場合、1人で20~30の物件を担当することもあり、点検しないといけない設備数が増えることもあり、空き時間自体が少ない傾向にあります。
特に常駐型のオフィスビルや公共施設の案件は楽な傾向がありましたが、近年は事業の採算の問題から、非常駐型にシフトしていることが多く、常駐型の求人数は減っています。
タイトルに「常駐」の文字が入っており、施設名が明らかになっている求人は、今後も異動の可能性が少なく安定して担当できる可能性が高いのでお勧めです。
公共施設や学校
ビルメンで、一番大変なのがオーナさんとの折衝です。ビルメンは、オーナーから物件を預かりメンテナンスをするという特性上、オーナーの意見には逆らうことはなかなか難しいです。そのため、オーナーからオーナーが厳しい性格だと現場も大変になります。
公共施設や学校は、公務員や教員といったビジネスから遠い人が多いため、厳しいオーナーはかなり少なく、割とゆったりとした現場が多いです。数百名のビルメンの人と話してきましたが、公共施設や学校が大変だったという話は聞いたことがないです。
オフィスビルも楽な現場多いということで有名ですが、厳しいオーナーに当たる可能性もあるため、公共施設や学校のほうが、高確率で楽な現場といえそうです。
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転職エージェント目線で、ビルメンの転職にお勧めの転職エージェントをまとめました。
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