設備管理で独立は儲かる?ビルメンが独立する際の注意点を徹底解説

設備管理で独立は儲かる?ビルメンが独立する際の注意点を徹底解説 ビルメン
設備管理で独立は儲かる?ビルメンが独立する際の注意点を徹底解説

設備管理業界での独立は、多くのビルメンが一度は考えたことがあると思います。しかし、成功への道は単純なものではありません。

この記事では、設備管理員が独立する際の利点と潜在的なリスク、そして儲かる可能性について深掘りします。独立に際して考慮すべき重要なポイントを詳細に解説します。独立を目指す設備管理員が直面する可能性のある課題と、それらを克服するための戦略に焦点を当てていきましょう。

設備管理の仕事内容

設備管理(ビルメン)について、あまり知らない方もいると思うので、軽く仕事内容について触れさせてください。

設備管理とは、オフィスビルや商業施設、ホテルや病院、マンションなどの建物の維持管理をする仕事です。主に下記の業務があります。

  1. 日々の検針や検査:定期的な施設内の検査を行い、安全性や機能性を確保する。
  2. 施設内インフラ設備や機械の点検:ガス、水道、電気などのインフラ設備や機械の定期的な点検を行う。
  3. 機器の点検・交換:ポンプや空調機器などの機器を点検し、必要に応じて交換作業を行う。
  4. 電気の配線:新しい機器の設置や電源の接続作業を行う。場合によっては電気工事士の資格が必要。
  5. 設備の清掃:設備や施設全体の清掃作業を行う。
  6. 異常時の対応:電源トラブル、自動ドアの故障、トイレの詰まり、雨漏りなどの緊急対応。
  7. 電気・ガス・水道使用量のチェックと改善提案:エネルギー効率の改善提案などを行う。
  8. 施設維持費用の計算と改善提案:コスト削減や効率化の提案を行う。
  9. 協力業者の管理:外部業者に委託した作業の管理や監督を行う。

設備管理員の仕事内容や1日の詳細なスケジュールは下の記事をぜひ参考にしてみて下さい。

ビルメンとは?仕事内容から一日のスケジュールまで徹底ガイド

設備管理員の独立の実情

ビルメンは正社員・契約社員という雇用形態に縛られずに働くことは、他の職種に比べて容易です。働き方別に解説します。

アルバイト

ビルメンはアルバイトの求人が多数出ていることもあり、比較的容易です。清掃系の業務が多いので、純粋な設備管理の業務ではないものも多数あるので、注意が必要です。

アルバイトの場合、時給は900円~1400円くらいが相場になっており、正社員で働くよりは手取りが少なくなってしまうことが多いです。夜勤に入れば、これよりも高い金額をもらうことは十分可能です一方、時間に自由がきくので、「夜勤は絶対に嫌だ」「休みは自分で決めたい」という方には向いている働き方です。

個人的には、アルバイトという選択はいつでも取れるので、正社員や独立が難しい場合にアルバイトを選択するという、最終手段としてとらえるので良いのではないかなと思っています。

フリーランス

業務委託という形で仕事をとる働き方です。業務委託の募集をかけている背景によって、意味合いがかなり変わってくるのでそれぞれ解説します。

正社員の採用ができないから業務委託を募集している会社の場合

太陽光発電所のO&Mなど、資格や経験が必要な業務かつ、正社員での採用が難しい場合、業務委託の募集に踏み切る会社は多くあります。

この場合、専門家としてあなたは雇われることになり、待遇もよく比較的裁量がある形で働くことが可能です。週3~4勤務で、正社員の給料の1.5~2倍くらいの待遇という案件が比較的多い印象です。バリバリ稼ぎたいという人もですが、仕事に費やす時間を減らして収入を維持したいという方にはかなり向いている仕事です。

激務な保安協会でキュービクルのメンテナンスを業務委託契約でする場合は、この限りではないです。

安く人を雇うために業務委託を募集している会社の場合

清掃やあまり忙しくない施設のビルメンなど、募集をかければ人が来るような仕事で、業務委託の募集をかける場合、人件費を抑えることや、解雇リスクを下げることが目的のケースが多いです。待遇は正社員よりも悪く、交渉をすれば切られてしまうという会社が多いので注意が必要です。

こういった仕事でフリーランスになっても、時間もお金も手に入らず、できる仕事を永遠に安価で請け負うループに入ってしまうので注意が必要です。

正社員に戻ろうとしても、市場価値が低く、40代以降だとなかなか正社員になれないケースもあります。

設備管理で独立するなら電験3種は持っておきたい

独立するなら、リスクの対価としてやはり時間とお金の自由は欲しいです。転職エージェントからみて、独立してうまくいく人は、電験3種と選任経験を持っている方が多いです。その理由は3つあります。

需要が多く、供給が少ない

電験3種の選任経験がある人でないとできない業務は需要が常に一定数あるのに対して、条件を満たす人は市場に多くありません。人手不足、高齢化が進む電気業界では、ますますこの流れは加速するでしょう。

独立するのであれば、自分ができる仕事はニーズがあるが満たせる人が少ない仕事である必要があります。

資格に独占業務がある

「資格を持っていないとできない業務がある」というのはかなり強いです。営業の難易度も他に比べると低く、食いっぱぐれのリスクも少ないです。

多くの場合、資格合格者数をコントロールする形で需給のバランスが保たれているので比較的安定して、収入を得ることができます。

高齢になっても働くことができる

電験3種を活かした仕事は年齢制限がないものも多いです。例えば保安協会では、80歳過ぎの方を業務委託で雇っているケースもあります。

年金があてにならない現代において、高齢になっても働くことができるのは、社会保障が薄いフリーランスにとってはかなりのリスクヘッジになります。

まとめ

設備管理業界での独立は、適切な資格と経験を持つことで、収入と時間の自由を得る可能性があります。特に、電験3種のような専門資格は、需要が高く供給が限られているため、独立しても安定した仕事を得やすいです。

しかし、アルバイトや一部のフリーランスの仕事は、待遇が低く、将来的なキャリアに影響を与える可能性があるため注意が必要です。独立を考える際には、市場価値の高い資格や経験を積むこと、そして業務の種類を慎重に選ぶことが重要です。高齢になっても働ける職種を選ぶことは、フリーランスとしてのリスクヘッジにもつながります。

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