多くの文系出身者がビルメン(ビル管理・メンテナンス)という職業は文系出身でもなれるのか気になっているかと思います。
一般的に、ビルメンは技術や専門知識が求められる職種とされがちですが、実は文系出身者にも大きなチャンスがあるのです。この記事では、ビルメン業界の現状と、文系出身者のビルメン市場での評価を転職エージェントの視点から徹底解説します。
文系でもビルメンになれる
まずは安心していただきたいのですが、文系の方でもビルメン(ビル管理・メンテナンス)の職に就くことは十分可能です。高い学歴が必須というわけではありません。学歴に関わらず、誰もがこの分野で活躍するチャンスを持っています。
ビルメンの日常業務は、必ずしも複雑な思考を要するものではありません。例えば、専門用語が多用されるような高度な理系知識が必要ということはありませんので、ご安心ください。業務内容には、検針、管球の交換、巡回による目視点検、標準的な報告書の作成など、身体を動かす作業が多く含まれます。
具体的なビルメンの仕事内容や1日の流れは下の記事に詳細を記載しているので是非ご覧ください。理系的な知識がなくてもできそうと思えるはずです。
ビルメン転職市場における文系の評価
正直、文系か理系かというのはそこまで関係ありません。なので文系の皆さんも「文系だけどビルメンになれるのか」と気にしすぎなくて大丈夫です。
採用担当者が文系か理系かを気にする場面は下記です。
認定校かどうかで資格取得年数が変わる資格が、業務に必須である
施工管理や電験などの資格は、国から認定を受けた「認定校」か否かで資格取得年数が大きく変わります。そういった資格が必須の場合は、文系だと不利になることがありますが、多くのビルメン会社では必須資格ではないのであまりこの場面はありません。
大手系列系ビルメンへの転職や、あまりないですが施工管理業務も含むビルメン業務に従事するポジションではまれに、資格保有者or認定校出身者が求められるケースがあります。
1つ言えるのは、認定校だと資格取得に必要な実務経験が短い期間で済むだけなので、文系でも資格は取れますし、取ってしまえば文系理系は関係ありません。
機械への知識や興味の有無
文系の場合、全く機械系の知識がない場合が多いです。興味があると言っているが実際入ってみたら違ったといわれないか、人事が心配するケースがあります。
機械系の簡単な資格をとってから面接に臨むなど、機械に興味がありすでに勉強もしている旨を伝えられれれば問題ないです。
ビルメン4点セットのうち1~2個を取っていれば、機械の知識とやる気を存分にアピールできると思います。下の記事でも触れていますが、転職エージェント目線で、その後のことも考えると4点セットの中でも電工2種は取得したほうがいいです。
転職市場でビルメン4点セットの評価は低い?転職エージェントが徹底解説
ビルメンに向いている人の特徴
ビルメンは誰でもなれると言われることが多いですが、一方でビルメンを辞めて別業界に行く人も一定数いるのも事実です。未経験の方や、ビルメンとしての日常に満足感を得られていない方も、自分にこの仕事が合っているのかどうか気になることでしょう。
下記に該当する人は、転職エージェントから見て、ビルメンに向いていると感じます。
- チームで動くことができる人
- 年齢問わず素直な人
- 資格取得が好きな人
- お金<時間という価値観の人
- ルーティンワークが好きな人
- ノルマがない環境で働きたい人
- 体力がある人
下の記事にビルメンの向き不向きの詳細とその理由を記載しているので、ぜひご覧ください。
未経験からビルメンになるには
未経験でもビルメン会社に転職することは可能です。しかし、人気業種ということもあり難易度が高く、下記を3つ以上満たしていないと正直難しいというのが、転職エージェントとしての所感です。
- 35歳以下であること
- 何かしらのメンテナンス経験があるor工業系の学科を卒業していること
- 第二種電気工事士を持っている
- 年収300万円を許容できる
- 全国どこでも勤務できる
下の記事でビルメン未経験者が、優良ビルメン会社に入社するうえで重要なことをまとめているので、ぜひご覧ください。
系列系ビルメン会社に未経験でも転職できる?転職エージェントが実情を暴露
文系のビルメン転職はエージェントに相談してみよう!
文系の皆さんの転職が良いものになるよう、転職エージェントから見た、ビルメンの転職にお勧めの転職サービスをまとめました。
落ちた企業はしばらく受けられないことも多く、間違った転職活動のせいで、ホワイト企業へ行けるチャンスをつぶしてしまうことはざらにあります。
転職をすると決めていない方も、情報収集を始めるには早いに越したことはありません。ぜひ転職エージェントを有効活用してください!
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